登山中のトラブル

登山中に起こる様々なトラブル。せっかくの気分が台無しになってしまいますね。体調が悪いのであれば無理をしない以前の問題で、登山は中止しましょう。そうではなく、登山中に起きてしまったトラブルは、どうすればいいのでしょうか。


靴擦れ

歩きなれない靴をはくと、誰でも靴擦れを起こすでしょう。中に履く靴下によっても、靴擦れを起こしてしまうことがあります。靴擦れを起こすと、痛くて歩けなくなります。そうならないために、事前の対策が必要です。まず、靴下も登山靴も、履き心地のゆるいものはいけません。足にフィットするものにしましょう。自分の足がどんな靴下を履いても靴にフィットしない場合、スポーツ用の靴底を利用してみましょう。かかとを包み込むような形になっていて、足が気持ちいいくらいにフィットします。靴下を重ね履きしてみてもいいでしょう。登山の前に、必ず足に遊びがないか、近所を歩いてみましょう。

*靴擦れしない靴紐の結び方
登山靴がハイカットの場合、一番上までガッチリと締めてしまいたくなりますが、登りのときは、足首が曲がるように少し緩めに結びます。締めすぎて足首を曲げづらくなると、靴の中でかかとが動きやすくなってしまいます。反対に、下山するときは靴紐を締めましょう。ゆるいと足全体が靴の中で動いてしまいます。

高山病

高い山に登ると発生する高山病。標高2500mを超える山だと発生しやすいと言われています。頭痛や吐き気、めまい、むくみ、心拍が早くなるなど、様々な症状が出てきます。

*高山病の原因
山は、標高が高くなるほど気圧が下がり、空気も薄くなって酸欠状態になります。血中酸素濃度が低くなるので、様々な症状が出るのです。低酸素状態になってから6~12時間で症状がでることが多いです。症状が重くなると、高地脳症や高地肺水腫を起こし、命を落としかねませんので注意が必要です。
*高山病の対策
いきなり張りきって登山を開始するのではなく、最初の1時間はゆっくりと登って、体を慣れさせてあげましょう。疲れて呼吸が浅くなると、酸素が不足してしまいますので、酸素をたくさん吸い込んで、酸素の消費を少なくしてあげると高山病になりにくくなります。腹式呼吸を意識して行いましょう。天気の悪い日は気圧も低いので、高山病になりやすくなります。ズボンやリュックの腹部にあたるベルトは、あまりきつくしないようにしましょう。気圧が下がるとお菓子の袋がパンパンに膨張するように、人間の体だって若干膨張するのです。ベルト類をきつくしていると、締め付けられて、気持ちが悪くなってしまいます。高山病対策に、携帯酸素を使う場合もあります。但しこれは一時的なものであって、携帯酸素を吸ったからと言って、二度と高山病にならないわけではありません。数十分~数時間後には再び症状が出てしまう可能性もあります。ちなみに、携帯酸素はドラッグストアーやスポーツ店で用意していきましょう。富士山の売店などでは、値段が倍に跳ね上がります。
*高山病を発症したら
高山病の症状が出たら、無理をせずに速やかに下山しましょう。意識障害が出たり、筋力が弱まってしまうと、自分の力で下山できなくなります。我慢すると命まで落としてしまいます。同行している仲間を気遣って無理しがちですが、これだけは無理しないことです。

ケガをしたとき

ちょっとした切り傷でしたら、自分で持参した消毒薬とカットバンでやり過ごせます。もしも大きなケガをしてしまった場合、歩けるようでしたら、山小屋まで頑張って歩きましょう。山小屋まで距離がある場合や自力で歩けない場合、携帯電話で救助を要請しましょう。骨が折れていたり、血がたくさん出ている場合は、添え木をしたり、手ぬぐいなどで止血をして横になれる場所を探しましょう。無理に自分で動こうとすると、ケガした時点よりも悪くなってしまう可能性がありますので、ここは素直に助けを待つことです。

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