登山の基本

登山をする上で、マナー以前の問題で、登山の基本を頭に入れておかなければいけません。普通、登山のベテランの人たちは、どんな行動をとっているのか、インターネットで調べればすぐに分かることですが、あえてここでも取り上げてみました。初心者だからといって『知らなかった』で済むことはないのです。事前にしっかりと学習しておきましょう。


行動は日の出から

登山は時間との勝負とも言えます。なぜベテランの登山家達は、朝まだ暗い時間から行動し出して、午後をすぎてゆっくりしているのでしょうか。それは、山の天気が変わりやすく、朝晴れていても午後から大気が不安定になって、夕立になりやすいということを知っているからです。ですから、午後から山に入るということは絶対にありえないのです。また、高い山でも天気の良い日は気温も高くなります。重い荷物を背負って暑い中移動するということは、大変な重労働になり、体力を消耗すると共に、集中力が欠如してしまいます。それが思わぬ事態を招きかねません。なので、早朝から行動を起こし、少なくても午後1時頃には目的地に到着し、ゆっくりと山の時を過ごすのです。登山地図にはコースタイムが記載されていますので、それを参考にするといいでしょう。富士山に登るときは、暗い時間から出発しても日帰りで登頂までいって下山するのも不可能ではありませんが、高山病を配慮して、途中の宿泊所で1泊し、翌早朝に山頂目指して出発し、下山するスケジュールが望ましいといえます。

全工程8時間を基本に

日帰り登山の場合、登山を始めてから下山までの時間を8時間ほどで終わらせるように調整しましょう。ですから、午後1時頃に山頂に到着するようにするのであれば、早朝から出発することになります。日帰りは体力的にかなりきつくなりますので、早朝に出発して目的地へは午前中に到着し、午後2時までには下山するようにするといいでしょう。時間が遅くなると、山の天気は崩れやすくなりますので、早めの行動が肝心です。

登山口へ

登山口に行くまでは、どんなアクセス方法を使いますか? バスやタクシーを使う場合、登山口と下山口が異なっても問題ないため、登山計画も臨機応変なものにできます。マイカーを使う場合、登山口と下山口は同じでなければいけません。中には、登山口から違う下山口まで、マイカーを移動してくれるサービスを行っている会社もあります。注意が必要なのは、登山計画ばかりに気をとられ、駐車場のことまで頭が回らなかった場合です。普段は登山口まで車を乗り入れることができるのに、季節によって規制がされていて、マイカーを駐車することができない場合があります。また、規制がかかっていて、入山に制限が掛けられていることもあります。駐車場の場合は、手前の駐車場にとめて、そこから登山口までバスかタクシーを使うことになります。遠方からマイカーで来た場合、登山に影響が出ないよう、また、帰りの運転に支障が出ないように、時間に余裕を持って行動しましょう。

諦めも肝心

楽しみにしていた登山日が、天気予報が大はずれで大雨だった場合。山の天気はもっと荒れているでしょう。午後からは天気も回復する見込みらしいけど……こんなとき、どうしますか? 目的地に着くまでは天気も回復しているかもしれないから、中止しないで登山を決行しますか? 山では天気だけを気にしてはいけません。平地で雨が降っているということは、山ではもっと激しい雨かもしれません。そして確実に足元は悪くなっています。滑りやすくて危険ですし、沢からの手っぽい水の危険もあります。山は逃げません。思い切って延期することをオススメします。こうしたことも考えられるため、登山日を決めるときに、予備日も決めておくと諦めもつくでしょう。無理して行動しても、良いことなどありませんよ。

※プライバシーポリシー